それが大人のやり方か!と憤ったことはありますか?
mixiってあるじゃないですか。
この前10年ぶりにログインしたら入れたので、いろいろ過去の記録を読んでたんですが
今回のテーマに沿ってそうなのがあったので転載します
↓↓↓
社会人になりたての頃に書いた記録です..
賃貸業界の理解できない点について書いてます。
知っている事、知らない事について。
久々の更新。年に数回は日記を書こうと思っている。
今回も事前に言っておくと、とても長い。
最近引っ越しをした。大阪市内の東の方、大阪城から1~2kmくらいの所に住んでいる。
で、この物件を選ぶ時の話。
最初ネットで市内で安い所を探していて、当初は5万円くらいで探していたのが、安ければ2、3万でもある事を知り、そこから方向転換、
共益費、水道代、ネット代など全て込みで毎月の支払いが4万円におさまる様に物件を探した。
そして良さそうなのを見つけたので、賃貸業者に詳細を教えて欲しいとメールを送った。
すぐに返事が来て、お求めの物件は既に入居者が決まっているが、似た様な物件がいくつかあるので支店に来てくれれば紹介すると言う。
次の日、支店を訪問した。
そして担当者に3、4件紹介してもらい、実際部屋を見るため営業車に乗って物件を見て回った。
はっきり言うと、どれも微妙なものだった。それはそうだろう。家賃が大阪市内で3万円代だからいい部屋の訳が無い。
でも1つだけまともなのがあった。建物自体はそんな綺麗でないが、部屋の内装はいい。ペットOK。コインランドリーもある。
ここにすることにした。
ここから本題に入る。
支店に戻って手続きに入る。
営業担当者というのはいい話ばかりするものだ。
こんないい物件は他に無い。
他に入居希望者が待っているから今すぐ決めないといけない、
家主と知り合いなので家賃は交渉します。
うちの課長がもしもの時にストックしていた最高の物件です、、、
別にそれはいい。
営業トークだし、挨拶みたいなものだから適当に聞き流せばいい。
当然だけど、契約内容が一番大事。
そこしか見なくていいくらいだ。
それと信頼できるか。その担当者が信用できるかも大事。
別に社員は客を騙そうとは思っていない。
従業員は会社の方針に沿って仕事をしているだけだ。
しかし結果的に会社が得を、客が損をする様になっている。
経営者は会社に利益が出る様に仕組みを作っている。
社員は経営者が決めたルールに従って働く。
ほとんどの従業員が客に対してヒドい事をしても気付かないだろう。
客が正論で反撃して来た時は「会社で決まっている事です」というセリフを使う。
俺も何回も使ったことがある。
支店に戻って書類が用意され、担当者の説明とともに項目を進めて行く。
過去に苦い経験があったから、事前に「部屋を燻蒸(業者用の強力バルサンで部屋を焚く)するのに1万円かかるとか後から言わないで下さいね」
と釘を刺しておく。
いろいろ予防線を張る。
話が大分進んで後から後から、追加料金を足して行くのは特に不動産関係に多いからだ。
悔しい思いはしたくない。気分良く部屋を借りたい。
自分なりに注意していたつもりなんだけど、やっぱり食い違いが出て来た。
部屋を案内した時は、「家賃2万6千円、共益費6千円の計3万2千円です。ですが家主に掛け合って3万円にします」という話だった。
プラス、「礼金が5万円、ペットを飼うなら10万円プラスで計15万円の礼金を13万円にしてみます」と。
自分としては初期費用以外は毎月3万円払えばいいという認識だった。
しかし書類を見てみると、
「家賃2万4千円、共益費6千円、水道代2千5百円、駐輪代500円。計3万3千円」
が毎月引かれるという内容だった。
3千円増えている。
なぜそれを最初に言わない。
言ったら契約してくれないから、というのは分かる。
しかしあまりにも腹が立つ。
なぜその時「それには水道代は含まれているか?」と聞かなかったのか。
自分にも怒ってしまう。
確かに世間では水道代をわざわざ足して「毎月これだけかかります」とは言わないかもしれない。しかししっかりした担当者なら言うと思う。
とにかく契約させたい、不利な部分は話が決まった後に持ち出して、「あとこれとこれと、これの費用がかかります」と平然という奴の
手段が汚いと思うが、それにかかった自分も悪い。
しかしまだ話しは続く。
保証人が「2人」いるというのだ。
なに?!2人?
なぜ2人もいるんだ?
聞けばこれは「大阪独特のルール」らしく、大阪では家賃の滞納が多いから2人必要というのだ。
これについては実は以前から知っていた。
前も市内で部屋を借りた事があって、同じ様に2人つける様に求められたからだ。
2人というのは1つはまず父親(ほとんどの人がそうだと思う)、そして保証会社(家賃を滞納した時に代わりに家主に払ってくれる会社。
入居人は後日この保証会社にお金を払う)というのが内訳だ。
保証会社は必ず付けなければならない。
しかもこの保証会社を付けるのに年間1万円かかる。
このシステムがまっっっっったく理解できない。
家賃支払いが滞ったら保証人(つまり父親)に請求すればいいのでは?なぜ保証会社とか言うのが出てくる?
相手の言い分は「その父親も払えないケースが多いんですよ」と。
そんなの知らん。そっちの勝手だ。
こちらとしては、もう社会人なのだから親の名前は使いたくない。
見方を変えて、保証会社を付ければ保証人(父親)はいらないのでは?と聞くと、
「2人付けた方が部屋を借りやすいです」という。
「保証会社が支払いを滞らせることはないでしょう」と聞くと、
「大阪の賃貸はそうなっているんですよ」という。
「そもそも保証会社って何ですか? 家賃の滞納を肩代わりする事で年間1万円取ってるんでしょ?クレジットカード会社みたいなもんですよね。
僕が家賃を滞納したら保証会社が肩代わりする。そして保証会社は僕からお金を回収する努力をしなければならない。その為に僕は保証会社に年間1万円払うんですよね。
家主は何をしているんですか? 家主の懐に毎月金が確実に入るシステムになっているけど、家主は住人から家賃の取り立てという仕事をするべきじゃないですか?
家主は何もせずに金が毎月勝手に手に入るんですか?」
段々担当者が嫌そうな顔になってきた。
「要するに家主が絶対損をしない仕組みになっているんですよね。確実に家賃を回収できればいいわけでしょう。
なら向こう1年間の家賃を前払いしたら、保証会社など付けないでいい訳ですね?」
この時完全に意味不明だったから、本気で1年分前払いにしようと思った。
別に金がない訳じゃない。無駄な金は払いたくない。ただそれだけ。
すると相手は、、
「、、、できんことはないです。ただしそれは敷金という形になります。1年分の家賃を敷金として預け、かつ毎月家賃は別に払ってもらいます。
退去する時にその敷金をお返しします」と言う。
馬鹿げている、、、
そして一番頭に来たのは、このセリフ。
「保証会社と契約するには、初期費用2万円かかります」
、、、
お前、、、
、、
最初に言った1万円というのは2年目からの「更新費用」というのだ。
加えて火災保険が別途かかる。。。
どんどん追加、追加、追加、追加、追加、、、、、
なぜ最初に言わない、、、
分かっている。これが不動産屋のやり方。
話が進んでからどんどんオープンにして行く。。
極めつけに「そうでした、部屋のカギの交換費用が1万円」
彼らは別に悪くはない。
経営者のいう通りに動いているだけだ。
経営者は儲かる様に社員に命令する。
そこに道徳観念、常識、善悪は全く関係ない。
全ては「法に触れるか触れないか」
だから、言いたいのは、「しっかりと自衛しなければならない」という事だ。
なので今回は「トータルでいくらなのか?!」を詰めなかった自分が悪い。
そのトータルから1円でも変われば激詰めするべきを「バルサンはいりません」ぐらいしか言ってなかった自分が悪い。
こっちは平和主義でも、相手はやる気だ。
仲良くしたくても、気分良く契約したくても、すぐに均衡が崩れて「法には触れていない」という名目の下、財をかすめ取って行く。
極端な言い方をすれば、戦争に行って、自分は殺したくないけれど向こうは殺す気で向かって来る。
相手がやる気なら、自分もそれ相応で対するべきだ。
攻撃するのが嫌なら、自衛能力を高めなければならない。
そうしないと食われる。
はい、はい、はいとサインすれば毎月メルマガ購読費が数百円、クレジットカード年会費が数千円、インターネットはメールしかしないのに200MBの高速光ファイバーと契約して毎月数千円。
ほとんどの人が解約するのが面倒だからそのまま続けるか、もしくは予想外の「違約金」に阻まれて契約を継続する。
気付いてなければ幸せだけど、大抵気付くと思う。
賃貸業者にとって、一番嬉しい客は大学生だ。
大学生は社会について何も知らないからだ。
「保証人は2人いるんです」と言えば「そうなんだ、、」と言って、「なぜ2人いるんですか?」とはほぼ言わない。
そして家賃のトータルが書かれた書類を家に帰って親に見せて、これだけかかると言えば親は憤慨するけど、
息子が「とてもいい部屋でさ、、、」とか言うと大抵の親は金を出すんじゃないだろうか。
後日、担当者から電話が来た。
初期費用の23万円を振り込んでほしいという事だった。
この事は確かに、「後ほどお振込について電話致します」と聞いていたから、何でもないんだけど、疑問があった。
なぜ23万円?
内訳はこの中の10万円はペット代金だ。
つまりペットを飼うなら礼金に10万円追加しなければならないが、これはペットを飼い始めたら払って下さいという契約だったはずだ。
まだペットはいない。今後飼う予定であってまだ飼ってない。
その事を担当者に言うと
「え?飼わないんですか?」という。
「いや、飼うつもりですよ」
「ですよね。なので計23万円です」
「いや、だからまだいないですよ。言いましたよね? もうすぐ飼う予定ですって」
「何か不都合ですか?」
「だから、飼い始めたら払いますよ」
「ちょっと待って下さい、、ペットを飼うと言ったから15万円の礼金を13万円にしたんです。合計を払わないと家主のうちへの信用がなくなります。。」
「どういう内容で家主と掛け合ってくれたかは自分は分かりません。僕との話では飼い始めたら払って下さい、でしたよね?」
「そうですけど、、、じゃあどうしますか?」
「どうしますか、じゃなくて。もし23万円払って僕がペットを飼わなかったらどうなりますか? 10万円返って来ますか?」
「いや、礼金なのでそれは返って来ないです」
「そうでしょう」
「じゃあ飼わないんですね?」
「そんな事は一言も言ってません。しかし万一ということがあります。その万一が起こった時にどうなるかを聞いているんです」
万一の事態について詰めておく事は当たり前だと思っている。
だって、もしそれが起これば損をするのは消費者だと決まっているからだ。
絶対に売り手に得になる様になっている。
もし裁判を起こしても個人には体力が無い。
仕事を中断して裁判所に出向く、費用がバカ高い、などで企業と戦うとデメリットの方が大きいので、ほとんどが訴訟さえ起こさない。
消費者が泣き寝入りをして全ておさまっていると思う。
そんな事にならない様に事前に激詰めというくらい詰めまくるべきだと思う。
引っ越し当日、担当者から電話がかかって来た。
朝10時に俺が支店にカギをもらいに行くと言っていたが、
「これから出なければならないから代わりの者がカギをお渡しします。」
という事だった。
「何かご不明な点はありますか?」と言う問いに対し、
「部屋には同行してもらえるんですよね?」と聞いたら、
「いや、カギをお渡しするだけで一緒に行けませんが、、どうしました?」と言う。
一番気にかかっていたのが部屋のチェックリスト。
チェックリストとは部屋に入った時、部屋の汚れ、破損等をチェックしておき、退去する時に「これは最初から壊れていました」と証明し、その分の修理代金は払う必要が無い事を意味するものだ。
以前借りた事がある部屋でそう言うのがあったから、今回もあると思っていたが、担当者は
「そう言うのはありません」という。
「じゃあ退去するとき僕が壊していないのも、全部僕が修理代金を払うんですか?」と聞くと
「いえ、今現在全て修理していますから破損はありません」と言う。
「それを一緒に見て欲しいんですよ」と言うと、
「、、、ちょっと家主に聞いてみます」と言う。
後ほど電話を掛け直して来て、
「万一気になる部分があったら、家主に連絡して下さい。修理に伺うそうです」と。
これを聞いて僕は「家主に連絡して下さい、じゃねーだろ。仲介業者だろあんた。仲介料払ってんだぞ。お前がやれ。」(<= 注:不適切な表現があります、ご了承ください。現在の私より)
と言いかけたけど、引っ越しムードで気持ちが浮ついていたのか、「、、わかりました」と一言言った。
部屋にはやっぱり破損があった。
風呂場のタオル掛けの、鉄の棒が片方ボッキリ折れていた。
最初訪問した時は、入念に見回したわけではなかったので気づかなかった。
案の定、、、
、、、
家主に電話する。
受付の女性が出た。
破損の旨を伝える。
あした修理に来ると言う。
、、、
次の日の朝9時、修理に来た。
5分ぐらいで修理完了。修理と言うか、鉄の棒の取り替え完了。
そしてある書類を渡された。
修理のおじさんは「ここにサインして下さい」と言う。
普通、これは~~という書類です。内容を読んで理解したらサインして下さい。
って言うと思うんだけど、、、
と思いながら「これは何の書類ですか?」と聞くと
「水漏れとか火災の保険です。賃貸業者から聞いてませんか?」と。
確かに別途火災保険がかかると聞いていた。
すぐにはサインできないから、内容を良く読むと料金の所に「2年間1万5千円」と書いてある。
もちろんおじさんに「2年以内に退去する事になったら差分のお金は返ってきますか?」と聞く。
すると、「そーですねぇ、、、返って来ると思いますよ」と。
いや「思いますよ」じゃなくて、、、、
「思いますよ」というフレーズはとても便利だ。
断定じゃないからだ。
あいまいにして逃げれる。
なんか嫌になったので、
「以前1年で7千円の火災保険を掛けていた事があるんですよ。僕の方でそれと契約していいですか?」
と言うと、
「、、まあ、いいと思います」と。
全部、知ってるか知らないか、だと思う。
それで個人の生涯のお金の動きが大幅に変わる。
チェックリストについて知らなければ、タオル掛けの修理にはお金を取られたかもしれない。
1年7千円の火災保険を以前掛けた事があったから2年契約は防げた。
掛かる費用には「初期費用」という別枠があり、倍近く取られるという事を知っていたら事前に詰めて、料金を抑える事が出来たかも。
最初にトータルの料金を何としてでも相手に言わせていれば、少しでも金額がブレた時に的確に指摘できたかもしれない。
電気量販店には「パソコンのメモリ増設サポートします」というカウンターがある。
一つ増設するだけで2、3千円取るが、自分なら5分で出来る。
無線ルータの設定業者というのがいる。ネットを無線で繋ぎたい時にルータを設定する業者の事だが、
依頼すると大体5千~1万円掛かる。こんなんはほとんどの人が楽に出来るが、お年寄りで苦手な人がいるから彼らがターゲットなんだろう。
「法外じゃね!?」というような金額が普通にかかっているけれど、少し知っていれば大幅に費用はカットできると思う。
この日記を見た人は「ケチだな。そういうもんなんだよ。あら探ししすぎ」
と思う人もいるけれど、「その通り」と共感してくれる人もいると思う。
あら探し? 自分はそう思っていない。
お互いの意見をぶつけて、お互いが納得するのが一番だと思っている。
その為には「空気を読む、気まずい、相手に悪い」と言った感情は最初はいらないと思う。
そういった相手を気遣う気持ちは、言い分をぶつけた後に生まれるものだと思うからだ。
なんだかんだ書いたけれども、今はこの物件でとても満足している。
なにしろ家賃が3万3千円。
大阪城までチャリで5分。
ペットOK。
内装はきれい。
南向き。
4階。
その他いろいろ。
大阪城公園でギター弾いて、犬の散歩して、、、
ウキウキ。
(以下現在の私より)
この後保護犬団体の方の審査に通り、ダックスフンドを飼い始めました。
公園では自ら噴水に飛び込むので、ちょっとした人気者です。
いつも彼から癒しを受けています。
あれから何度か引越しをし、今はぶんぶんは実家にいますが、
今日もちぎれんばかりに、しっぽを振りまくってるそうです。
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